月でうさぎがヒトリゴト。

たぶん大体食べものの記録。

へー。

 36年前、福島県いわき市で高校生が化石を見つけ、日本中を驚かせたフタバスズキリュウに学名が付きそうだ。研究成果をまとめた論文がようやく完成し、正式に学名が認められる見通しとなった。筆者の一人の長谷川善和横浜国立大名誉教授は、当時の「化石少年」に報告できる日を楽しみにしている。

 フタバスズキリュウは、陸上の恐竜と同時代の海に生息した首長竜の仲間で、全長約6.5メートル。1968年にいわき市の「双葉層群」と呼ばれる約8000万年前(白亜紀)の地層から、当時高校生だった鈴木直さん(53)が化石の一部を発見した。

 国立科学博物館の技官だった長谷川名誉教授らが発掘を担当。全身がほぼ完全な状態で掘り出されたことから、発掘ブームを巻き起こし、ドラえもんの映画「のび太の恐竜」にも登場した。

 しかし、比較検討に必要な海外の文献入手に手間取り研究は遅れた。和名は鈴木さんの名前にちなみ付けられたが、学名は論文とともに研究者がラテン語で付けるのが慣習で、学術的には海外に認められていなかった。

 論文は、長谷川名誉教授とカナダ自然博物館の佐藤たまき博士研究員(32)らの共同研究の成果で、今年3月に英専門誌に投稿、審査を受けている。論文に記載された学名は正式決定まで秘密だ。

 化石発見後、鈴木さんはいわき市の博物館で化石発掘の指導や古生物の研究を続けている。学名が決まり再び注目が集まれば「子供たちに夢を与えてくれるのでは」と話している。

2004年09月23日木曜日

河北新報ニュース 36年前いわきで発掘「フタバスズキリュウ」にようやく学名(閲覧には河北新報社サイトにて登録が必要デス。)

いままで学名なかったんですねぇ、びっくり。