月でうさぎがヒトリゴト。

たぶん大体食べものの記録。

個人的メモ

米でイタリア人乳児に8臓器同時の脳死移植手術成功 内臓組織に先天的な障害がある生後6か月のイタリア人女児に、肝臓や腸など8つの臓器を同時移植する世界初の脳死移植手術が今年1月、米マイアミ大(フロリダ州)で成功していたことが分かった。 AP通信によると、女児は食物消化など内臓の機能に欠かせない平滑筋に先天的な異常があり、ほとんどの臓器が正常に働かなかった。臓器提供者は生後7か月の乳児で、肝臓、胃、すい臓、小腸、大腸、脾(ひ)臓、2つの腎臓が一度に移植された。手術後の経過は安定しているという。(読売新聞)

高校の放送部時代、脳死移植に関するドラマ脚本を書いたこともあり、(ちなみに、激しく恥ずかしいので、卒業以来一度も聞いていない)小人の脳死移植に関するニュースは割りと気になる。
大人からの臓器移植ではサイズが合わない、子供たちは、今の日本の状態では、国外に出て手術を受けるしかない。
が、それにはかなりの金が掛かるし、長距離の移動自体、彼らの身体には大きな負担となる。だから、国内でも生前の意思表明が無くとも(臓器提供を拒否する、という意思があった場合は別だが)肉親の同意があれば、子供・大人に関わらず脳死状態での臓器提供をできる制度に変わる日が来て欲しい。
もちろん、実際、肉親が「亡くなった」時に、冷静でいられる人間など、まずいない。私だって、人工呼吸器をつけられたおじいちゃんの息が何度も止まり、心臓が停止するときには泣き叫んでいた。それが、「脳死」となれば、さらに「死」を受け入れられないのは当然だろう。しかも「子供」だ。
でも、心臓停止後の移植では間に合わない臓器もある。臓器提供を受けられれば、これから生きていける「命」がある。

そんなことを考えながらSPIを解いている、卒業式から一年で、イラク戦争開戦から一年の、今日。